ハクビシンの捕獲方法

ハクビシンを捕獲するには「有害鳥獣捕獲」と「狩猟による捕獲」の2種類ありますが、被害に遭っている場合は前者の申請を行います。ここでは捕獲の方法のご紹介をいたします。

罠によるハクビシンの捕獲

ハクビシンを捕獲する方法として3種類の罠が挙げられます。1か所設置4,800円。

はこわな
ハクビシンを捕まえるのに一番適した罠。ハクビシン以外の動物が間違えて捕獲されてしまった場合などに放ち易い「箱型」を使用します。はこわなの罠を作動させる仕掛けとして踏板式とフック式があります。踏板式はハクビシンが踏板の向こう側にある餌を食べようとした際、板に足を乗せた重みで仕掛けが作動し扉が閉まるもの。踏板の感度は金具を曲げることにより調整可能ですが、感度が良すぎると誤作動を起こします。また警戒心が強く踏板を踏まないハクビシンの場合は餌を引っ張って取り寄せようとした際に餌が踏板に乗ることによって罠が作動します。比較的大きな餌が理想です。フック式はフックに餌を掛け、餌を食べようとしてフックが動くことにより作動しますが、そうっと静かに食べると罠が作動しにくい欠点があります。いずれも入り口付近には撒餌をします。
くくり罠
ワイヤーを輪の状態に地面に見えないよう設置。輪の中を踏むことによって作動し、輪が小さくなり足を締め付け抜けないよう捕まえる罠。主に屋外で使用するもの。小型で持ち運びやすく大量に設置できる。安価で購入でき知識があればホームセンターで材料を購入して自作もできる。輪の直径は12cm以下とし、幼児や子供・ペットのいるような所は設置出来ません。対象動物以外のものが掛かった場合は弊社で放獣します。
銃器(散弾銃)
発砲する場所が限られ、住宅地や屋根裏のハクビシンに対しては使用できません。遠くの個体を捕獲できます。

捕獲罠の設置・見回り

ハクビシンの行動範囲の把握
ハクビシンがどこからどのルートで侵入しているかを把握し、適切な箇所に罠を設置。ルート上に設置しないと捕獲率は大きく下がります。
餌の種類
大好物は果物なので、果物の中でもニオイの強いバナナ(黒くなってきたもの)は捕まえやすいです。捕獲のできない場合は餌を替えます。餌の交換代1,000円と交通費を頂きます。
見回り
毎日チェックが必要となりますのでお客様に確認していただきます。ハクビシン捕獲1頭毎18,000円です。
注意事項
ハクビシン以外の動物が掛かってしまった場合はお客様で放獣していただきます。弊社で行う場合は、3,000円と交通費を頂きます。ハクビシンが捕獲出来ても屋根裏に侵入したものが1頭とは限らないため再度、罠を設置することがあります。ただし、基本的に捕獲するよりもお客様が安心して生活できるようにすることが目的ですので、早期に結果を出せる追い出しでの駆除を行い、侵入口を塞ぐ方法をお勧めしています。

ハクビシン捕獲動画

はこわなでハクビシンを捕獲した動画です。2分33秒